船橋市の心療内科・精神科の海神ほっとクリニック
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双極性障害(躁うつ病)

主な症状

気持ちの落ち込み自体は嫌なこと、辛いことがあれば誰もが経験するものですが、気分障害は正常の範囲を超えて気持ちが落ち込む、もしくは逆に気分が高揚しすぎて日常生活に支障をきたす状態が一定の期間持続する疾患です。気分障害には、うつ病と躁うつ病(双極性障害)が含まれます。

うつ病は抑うつ症状のみが出現しますが、双極性障害(躁うつ病)病は、抑うつ症状に加え、気分の高揚、易怒性・衝動性、多弁・多動、浪費などの躁症状も出現することが特徴です。典型的には抑うつ症状と躁症状とを数週から数ヶ月の期間で繰り返しますが、同じ期間に抑うつ症状と躁症状が同時にみられることがあり、躁うつ混合状態と言います。

双極性障害は抑うつエピソードから始まることが多く、抑うつ状態の方が躁状態よりも長いなどの理由から、うつ病との鑑別が難しいことがあります。また、躁状態の時は、周囲の人間は困っていても、本人自身は気分爽快でなんでもできるような状態に感じていることが多く、なかなか受診に繋がらないことがあります。

治療方針

双極性障害(躁うつ病)の治療は気分安定薬や抗精神病薬による薬物療法と、精神療法や認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy:CBT)が主におこなわれ、組み合わせることで相乗効果が得られると考えられています。

気分安定薬と抗精神病薬は併用されることがあります。これらの薬剤は躁症状を抑える効果、抑うつ症状を改善させる効果、気分の波を安定させ、再発を予防する効果があります。抗うつ薬は無効であったり、むしろ気分の変動の周期を早めたり(ラピッドサイクラー)、躁症状を引き起こす(躁転)リスクもあり使用には注意が必要です。双極性障害(躁うつ病)は再発することが多い疾患です。再発予防のためには規則正しい生活習慣の維持と薬物療法の継続が重要です。

上記のような症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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